![]() 積層ブラシ
专利摘要:
本発明は、積層ブラシ(10)であって、主に黒鉛成分と銅成分とを含有する複合体ならびに層構造を備えており、第1の層(11)が、高い割合の銅成分を備えており、別の層(12)が、比較的低い割合の銅成分を備えている。第2の層(12)の銅成分に対する第1の層(11)の銅成分の比は、3/2以下である。 公开号:JP2011508585A 申请号:JP2010540097 申请日:2008-12-16 公开日:2011-03-10 发明作者:バッハウアー ゲアハルト;ハルトマン スヴェン;バイアー ミヒャエル 申请人:ホフマン ウント コンパニー エレクトロコーレ アクチエンゲゼルシャフトHoffmann & Co. Elektrokohle AG;ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh; IPC主号:H02K13-00
专利说明:
[0001] 本発明は、請求項1の上位概念に記載した構成を有する積層ブラシに関する。] [0002] 背景技術 冒頭で述べたような積層ブラシ、特に積層−カーボンブラシは、概して直流モータの一部として知られている。この直流モータは、機械式に整流されていて、たとえば内燃機関の始動モータとして用いられる。ここでは単数または複数のブラシ対によって切り換えられた電流は、整流子もしくは整流器を介して電機子巻線に供給される。ブラシ対のブラシは、多くの場合主に銅成分と黒鉛成分とを含有する焼結材料から成っている。ブラシのみならず整流子もモータ運転中に摩耗に曝される。ここでは始動モータは、典型的にはモータ始動毎に短時間運転するように設計されていて、30000〜60000の切換サイクルに適している。] [0003] 特に乗用車用の12Vの作動電圧を有する始動モータを高い負荷および長い作動時間に設計しようとすると、たとえば2層ブラシが用いられる。ここでは異なる2つのカーボンブラシがプレスされて1ユニットを成し、2つのカーボンブラシの層は、異なる銅成分を含有しており、したがって異なる固有抵抗を有している。従来両方のカーボンブラシ層の組み合わせでは、始動モータの標準運転に関して主に切換サイクルもしくは切換数を維持するようにされる。したがって銅成分を計量する際に、標準運転で内燃機関を始動するための出力および切換能力に関して必要とされる基準が用いられる。ここでは主に始動モータの出力およびブラシの電気抵抗の低下が鑑みられるので、このようなカーボンブラシでは、単に30000〜60000の範囲の切換数が達成される。したがって切換サイクルは、一連の通常の利用範囲内にあり、アイドリング運転のような特別な利用範囲内にはない。] [0004] 発明の開示 本発明における、請求項1の特徴部に記載した構成を有する積層ブラシによって得られる利点によれば、一般的な30000〜60000の数を大幅に超える切換数が達成される。使用されるカーボンブラシの長さ単位(mm)当たりの切換数の改善は、従来の長さ単位(mm)当たりの摩耗長さ値の50%を超えるので、60000の切換数を超えて、追加的な高い数の内燃機関の始動過程を実現することができる。始動過程には、一方では主としていわゆる再始動または熱間始動が含まれ、他方ではいわゆる冷間始動が含まれる。ここでは第1の層の銅成分は、第2の層の銅成分に対して、3/2以下の比に選択される。] [0005] ここでは従来慣用の積層ブラシと比べて極端に高い切換サイクルが認められ、これによってたとえば内燃機関の要求の多い運転形式、たとえばアイドリングストップ運転が実現される。機械式および電気式の火花形成に関する耐摩耗性の改善の他に、提案した構成では、内燃機関の出力が高い切換数でも維持され、しかも有害な、つまり所望されない物質、たとえば鉛を用いる必要はない。ブラシの耐摩耗性の改善によって、始動モータひいては内燃機関の故障リスクが低下する。] [0006] 有利な別の形態は、従属請求項に記載した構成から得られる。] [0007] 本発明の好適な形態によれば、第2の層は、32重量パーセント以下の銅成分を有しており、これによって第1の層に対する最適な比が得られ、これによって積層ブラシの平均以上の耐摩耗性が保証されている。] [0008] 本発明の好適な形態によれば、黒鉛成分と銅成分とから成る複合体は、潤滑剤と混合されている。潤滑剤は、固体潤滑剤としてもブラシ成分の結合材としても用いられる。] [0009] 本発明の好適な形態によれば、第1の層は、第1の部分ブラシに相当し、第2の層は、第2の部分ブラシに相当する。これによれば、各層は、個別に大量生産して製作することができ、そのあとで複合体にまとめ合わされる。] [0010] 本発明の好適な形態によれば、第1の層および第2の層は、プレス結合部を成している。ここでは広く知られた慣用の好適な接合方法が鑑みられる。] [0011] 更に、アイドリングストップシステムもしくはアイドリングストップ機能を有する自動車の直流モータ、特に始動モータに積層ブラシを用いると好適である。アイドリングストップ機能によって、内燃機関は、アイドリングストップ運転、つまり低燃費であるが材料に負荷を掛ける運転形式で運転される。アイドリングストップ機能は、車両の停止状態で内燃機関を停止して、燃費を低減するために用いられる。特に制御装置に関して、たとえば組み込まれたスタータジェネレータによって、運転形式を快適に切り換えることができる。ここでは制御装置は、独立した装置としてアイドリングストップシステムの制御を行うことができる。たとえば自動車の既存の制御装置にこの機能を組み込むこともできる。] [0012] 次に、図示した実施の形態に関して、請求項1に記載した形態ならびに請求項2以下に記載した好適な形態を詳説する。記載した形態は、本発明を制限するものではなく、請求項に記載した範囲内で実現されるあらゆる変化形および別の態様を含むものである。] 図面の簡単な説明 [0013] 直流モータの、積層ブラシと整流子とを備えた部分配置構造を示す原理図である。 出力層の銅成分と整流層の銅成分との比に関する、カーボンブラシ摩耗当たりの正規化されたモータ始動数を示す線図である。] [0014] 図1には、積層ブラシ10の構造原理を示した。積層ブラシ10は、主に黒鉛成分と銅成分とを含有する複合体から成っている。さらに積層ブラシ10は層構造を有しており、ここでは第1の層11は、高い割合の銅成分を有し、第2の層12は、低い割合の銅成分を有している。第1の層11は、出力層として用いられ、これに対して第2の層12は、整流層として用いられる。出力層は、切り換えられた電流の主要部分を受容し、したがって比較的小さな抵抗を有している。第1の層11は、いわゆる整流子片の、先行側に位置しており、したがって整流子の回転時に、はじめに、つまり第2の層12よりまえに、別の整流子片と接触する。] 図1 [0015] この層の低い抵抗は、カーボンブラシにおける比較的高い割合の銅成分によって形成される。低オームの出力層と比べて、整流層(第2の層と呼ばれる)は、比較的高い電気抵抗を有しており、高い電気抵抗は、各整流子片が接触回転する際に電流密度最高値を低下させ、したがって考慮すべき大きな整流損失が生じないようにするように働く。第2の層12は、第1の層11と比べて僅かな銅を含有している。] [0016] 給電のために、積層ブラシ10の1端部に導電性のリッツワイヤ13が配置されている。積層ブラシ10の、リッツワイヤの配置された端部とは反対側の別の端部に、回転可能に支承された整流子14の1区分が配置されており、この区分は、積層ブラシ10と電気機械式に作用接続されている。整流子14の回転方向は、時計回り方向である。積層ブラシ10と整流子14とから成るユニットは、直流モータ15の一部である。直流モータ15は、特に始動モータとして用いられる。] [0017] ここで主要点を述べると、第2の層12の銅成分に対する第1の層11の銅成分の比は、3/2以下である。追加的な前提条件として、第2の層12は、32重量パーセント以下の銅成分を有するように、形成することができる。計量に基づいて、整流層の銅成分に対する出力層の銅成分の間の比は、決定的な要因であると認められる。したがって成分比は、通常始動における60000までの一般的な切換(モータのオンオフ)数を超えて、再始動、特に内燃機関の熱間始動の追加的な高い数を確実に達成するために決定的な要因を占める。銅成分の、提供されかつ最適化された成分比によって、追加的に内燃機関の冷間始動における数も高まる。] [0018] 内燃機関の頻繁な再始動もしくは熱間始動による運転形式、有利にはアイドリングストップ運転に基づいて、特に前述した、12Vの供給電圧に接続された始動モータの必要な切換数が高まると、これと共に高まる、改善された材料混合に関する、カーボンブラシ層における銅成分の所望のバリエーションによる材料要求が鑑みられる。この場合達成される、使用されるカーボンブラシのmm当たりの切換数改善は、摩耗長さmm当たりの従来の値の50%を超え得る。] [0019] 図2には、線図16で、各層11,12における銅成分の比に関するカーボンブラシ摩耗当たりの正規化された切換数を示した。縦座標には、評価基準として、カーボンブラシ摩耗当たりの、モータ始動、特に急速始動の正規化された数を記載した。横座標には、出力層もしくは整流層の銅成分の比を記載した。線図16の縦軸には、2〜4の帯幅で値を記録し、線図16の横軸には、1.5〜1.7の値を記録した。個々の測定点から得られる曲線17は、カーボンブラシ摩耗mm毎の急速始動の数を表した。第2の層12の銅成分に対する第1の層11の銅成分の比が3/2以下である場合、最大切換数が認められる。換言すると、カーボンブラシ摩耗は、指数3/2未満で最小である。更なる最適化のために、第2の層12は、32重量パーセント以下の銅成分を有するように、形成されている。成分比もしくはその結果として得られる値は、比較可能なカーボンブラシの測定結果に従ったものでしかなく、単に考えられる最適化の一部を表しているに過ぎない。] 図2 [0020] 総括すると、本発明による構造は、積層ブラシ10、特に2成分カーボンブラシの銅比を含むものであり、積層ブラシ10は、主に黒鉛成分と銅成分との複合体ならびに層構造を有しており、第1の層11は、高い割合の銅成分を備えており、第2の層12は、比較的低い割合の銅成分を備えている。第1の層11の銅成分は、第2の層12の銅成分に対して、3/2以下に相当する比を有している。]
权利要求:
請求項1 積層ブラシ(10)であって、主に黒鉛成分と銅成分とを含有する複合体ならびに層構造を備えており、第1の層(11)が、高い割合の銅成分を備えており、別の層(12)が、比較的低い割合の銅成分を備えているものにおいて、第2の層(12)の銅成分に対する第1の層(11)の銅成分の比が、3/2以下であることを特徴とする、積層ブラシ。 請求項2 第2の層(12)は、32重量パーセント以下の銅成分を有している、請求項1記載の積層ブラシ。 請求項3 黒鉛成分と銅成分との複合体は、潤滑剤と混合されている、請求項1または2記載の積層ブラシ。 請求項4 第1の層(11)は、第1の部分ブラシに相当し、第2の層(12)は、第2の部分ブラシに相当する、請求項1から3までのいずれか1項記載の積層ブラシ。 請求項5 第1の層(11)および第2の層(12)は、プレス結合部を成している、請求項1から4までのいずれか1項記載の積層ブラシ。 請求項6 請求項1から5までのいずれか1項記載の積層ブラシ(10)を備えた、直流モータ(15)。 請求項7 請求項6記載の直流モータ(15)を備えた、始動モータ。 請求項8 請求項6記載の直流モータ(15)および/または請求項7記載の始動モータを備えた、自動車。 請求項9 アイドリングストップシステムを備えた、請求項8記載の自動車。 請求項10 アイドリングストップシステムを制御するための制御装置を備えた、請求項9記載の自動車。
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同族专利:
公开号 | 公开日 DE102007063333A1|2009-07-02| US8368281B2|2013-02-05| KR101580114B1|2015-12-28| US20110018386A1|2011-01-27| EP2238654B1|2013-05-08| EP2238654A1|2010-10-13| KR20100106520A|2010-10-01| WO2009083433A1|2009-07-09| CN102089939A|2011-06-08|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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